古代エジプトのパピルスに、にんにくをピラミッド労働者に配給していたという記載があるそうですが、原産国はインドや中央アジア説など、いろいろ有って、はっきりしません。日本には2千年前に渡来したらしく、「古事記」「日本書紀」にも記載があるそうです。
もともと、にんにくはその臭いのために洋の東西を問わず、忌み嫌われてきた歴史があり、日本もその例外ではありませんでした。食後の臭気は嫌われ続けていたわけです。
特に日本の場合は、仏教の影響で修行に「にんにくのもたらす精力が煩悩のもとになる」という理由から、ほとんど食生活に登場しなくなってしまいました。
日本料理の原点は茶道を由来にした懐石料理や禅寺の精進料理と言われますが、その禅寺の山門には「不許葷酒入山門(クンシュサンモンニハイルヲユルサズ)という石碑がデーンと立っていたりします。
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